２ちゃんねる。

　今日は痛いニュース(ﾉ∀`)の記事を借りて、ちょっと真面目に。

　　http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/991523.html

　２ちゃんのこういうスレを紹介してもらうとさ、心にぐじぐじしたものがたまるのよね。発言者が安全地帯から吼えるだけ、って印象を受ける。彼らの発言そのものには特に反感は覚えない（むしろ頷くことが多い）のだが、この「安全地帯からの攻撃」って点については正直どうよと思ってしまう。社会的な言説って奴ぁそいつの主張が素晴らしいものであればあるほど自分という存在に立脚しなきゃ意味ないんじゃねえの？　って考えるのはネットリテラシー的には敗者の弁なんでしょうか。

　誰が何言ってもかまわないと思うんですよ原則的には。誹謗中傷も勝手にしろって思う。けど、それもこれも「お前がそれを発言している」ことにしっかり根ざしていてこそ、じゃないのかな東京新聞の「安倍キモい」言説をぶち上げた記者 http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/991360.html にしたって、名前を晒して、ってことはその気にさえなればいくらでも個人情報を暴けるような立場に立って言説をぶち上げている。内容がどれだけゴミなものであったとしても、まだ「矢面に晒される」リスクを背負った上で発言するほうがいいと思うんですけどね正直。

　で、ここまで書いときながら日和りますが。

　２ちゃんねるって日本人の国民性、その延長線上にある存在なんだろうね。つまり横並び精神の延長線上にある奔放さ。どいつもこいつも横並びであることを心の底から歓迎してるわけじゃない。ただ横並びから飛び出たときに「叩かれる」のが怖いからそこにいるだけで。かく言う俺もどのレベルまでなら過剰に叩かれずに済むかとか浅ましい計算しながらこのエントリ書いてるわけなんだけれども。ともあれそう言う個人の集まりが２ちゃんねるのニューススレッドをにぎわせる原動力となっている気がする。便所の落書きとは体のいい逃げ文句もあったもんです。「自分というイデアそのものが叩かれる訳ではないから主張する」。そりゃ賑わうわ。

　そんな２ちゃんねるを象徴する素敵な発言に巡り会いました。同じ痛いニュース(ﾉ∀`)からの孫引きではあるが、上で紹介しているのとは別のエントリ http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/991449.html からの引用。
　467 名前： 整体師(ネブラスカ州)[] 投稿日：2007/06/19(火) 12:23:42 id:sTIO4FR8O
　　日本って平和でいい国だな。
　　外国だったら各地の総連組織に暴徒が乗り込んでるよな。
　（→や、よその国ではお前みたいのが暴徒になってるんですよ？）

　日本人が傾向的にそういう特質をもちやすいって言う厳然たる事実から目をそらしちゃいけないよなー、って考えてるわけです。それはまた俺自身が反省しなきゃいけない要素でもあるだろうし、いっぽうで他の誰かに、その点に気付くとは行かないまでも意識を向ける契機になってほしいし。

　一応結論ぶち上げとくかね。大好きですよ。２ちゃんねる。