大石まさる「水惑星年代記」

 うっわ俺の知ってる大石の絵柄じゃねえ! しかしこの手の絵柄描かせると改めて上手さが際立ちますね。話の雰囲気的に、ものすっげえひどい第一印象を書くと「仕事をきっちりこなす鶴田謙二」。萌えかどうかと言う点では「物事を強烈プッシュされるとその作品に対して一種のロックがかかる」という難儀な性分のためいまいちピンと来ないんですが、この雰囲気づくりの上手さには圧倒されました。まーでも正直これだけ描けるんならどーしていちいち恋愛なんて要素を挟んでくんのかとかは考えてしまう。どうでもいいけどこの話の中に出てくる「棒をひねって0と1」の例えですが、丼だけの剛性及び強度があればそんなドリーミーな話が成り立つのかと。どんな棒であってもそれが十分に長ければ回すことによってひねりが生じます。結局タイムラグは生じます。でこの辺の理論って量子のテレポーテーションで説明のつく話なのかしら。この辺の理論は調べると面白そう。今度検索してみたいもんだ。